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Published On: 2025年4月23日

レストラン「Le Meurice Alain Ducasse」とのコラボレーションイベント “FOUR HANDS DINNER”を開催しました

MUNI KYOTO by 温故知新内、「MUNI ALAIN DUCASSE」にて、2025年2月26日(水)~2月27日(木)に、パリの二つ星レストラン「Le Meurice Alain Ducasse」とのコラボレーションイベント “FOUR HANDS DINNER” を開催いたしました。

■時を超えて交差する、友情と美食

かつてパリのレストラン「Le Meurice Alain Ducasse」で共に腕を磨いた二人のシェフが、京都・嵐山で再び同じキッチンに立った今回のコラボディナー。お客様に腕を振ったのは、レストラン「Le Meurice Alain Ducasse」のエグゼクティブシェフ アモリー・ブウール氏と、「MUNI ALAIN DUCASSE」のエグゼクティブシェフ アレッサンドロ・ガルディアーニ。師であるアラン・デュカス氏の哲学を共通言語に開催された本イベントは、3年ぶりの再会を祝うにふさわしい、両シェフの磨き上げた技術と感性が織りなす美食の饗宴そのものでした。

■二日間限定の特別メニュー

二人のシェフが手がけたコースディナーは、共同で作るカナッペから始まり、アミューズ1品、前菜1品、魚2品、肉1品、デザート1品の計6品が振舞われ、訪れたゲストは一皿ごとに展開されるストーリーを堪能しました。

兵庫県産カキのポッシェ タピオカ出汁 きゅうりとジントニックのグラニテ

ホタテ貝 ラディッシュ ナスタチウム(Le Meurice Alain Ducasse)

長崎県産クエ ビーツ トレビズ シャンパーニュのエミュルション(MUNI ALAIN DUCASSE)

オマール海老のクルスティアン セロリ 牛の骨髄 ラベージ(Le Meurice Alain Ducasse)

松で燻製した鮑 紫アーティチョーク ソースサルミ(MUNI ALAIN DUCASSE)

牛マリネの炭火焼き ロメインレタス オリーブとミント(Le Meurice Alain Ducasse)

奈良県産苺 バニラの山葵(MUNI ALAIN DUCASSE)

本イベントでは、アラン・デュカス氏の薫陶を受けたふたりのシェフが、その哲学をそれぞれの個性とともに表現しました。「素材への敬意」「ホスピタリティ」「飽くなき進化の追求」──これらはすべて、デュカス氏が長年説き続けてきた料理観であり、今回の一皿一皿に深く息づいています。

取材中アモリー氏は「日本の食材の質の高さと“うまみ”の奥深さに大きなインスピレーションを受けた」と語り、和牛や柚子胡椒、くずなどの素材とフランス料理の技法を織り交ぜることで新たな食材の可能性を見出しました。一方、アレッサンドロは「久しぶりに2人で料理を作ることはとても刺激的だった。もちろん、お客様に喜んでいただくことが第一ですが、その過程を通して、チーム全体の士気が高まる素晴らしいイベントになったことをとても嬉しく思う。」と語りました。

ふたりのシェフが重ねてきた経験と信頼、そして土地の風土に根差した表現への誠実な姿勢が、料理に奥行きを与え、唯一無二の美食体験を創り上げました。

■“FOUR HANDS DINNER” 概要

【日  時】2025年2月26日(水)~27日(木)19:00~
【場  所】MUNI KYOTO by 温故知新 内MUNI ALAIN DUCASSE
〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3番
【人  数】1名様~4名様(最大22名様/日)
【料  金】1名様 90,000円(税金・サービス料込み)
【内  容】6品の特別コース
カナッペ、アミューズ1品、前菜1品、魚2品、肉1品、デザート1品
※コースには6杯のワインペアリングが含まれています。


Le Meurice Alain Ducasse / エグゼクティブシェフ アモリ―・ブウール

アモリ―・ブウール

ソワソンのホスピタリティスクールで学んだ後、2008年にモナコの「ル・ルイ・キャーンズ」でインターンシップを開始。2009年より6年間、パリの「プラザ・アテネ」で技術を磨く。ラセールでのスーシェフを経て、2016年には、パリのパラスホテル「ル・ムーリス」内のレストラン「ル・ムーリス・アラン・デュカス」のアシスタントシェフ・ド・キュイジーヌに就任。10年以上の経験を通じて培われた確かな手腕と、独創的かつクラシカルなフレンチへの探求心が認められ、2020年ジョスリン・エルランの後任として「ホテル・ル・ムーリス」のエグゼクティブシェフに着任。

MUNI ALAIN DUCASSE / エグゼクティブシェフ アレッサンドロ・ガルディア―二

アレッサンドロ・ガルディア―二

1993年生まれ、イタリア、サンレモ出身。幼い頃から母親と祖母のそばで料理に目覚め、料理人を志して専門学校ルフィーニ・アイカルディで学ぶ。星付きホテルの厨房で研修を重ねた後、2012年にモナコのパラスホテル「オテル・ドゥ・パリ」でフランク・セルッティ がシェフを務めるアラン・デュカスのレストラン「ル・グリル」にコミとして入店、その後ファーストコミに着任しキャリアを築く。 2014年にはロンドンのホテル「ザ・ドーチェスター」内のアラン・デュカスのレストラン「ル・グリル」でシェフ・ド・パルティを務め、また2016年よりパリのパラスホテル「ル・ムーリス」内のレストラン「ル・ムーリス・アラン・デュカス」に入店、アモリ―・ブウールシェフのアシスタントシェフを務めた。10年に亘って培った経験とその手腕を認め、アラン・デュカスはアレッサンドロ・ガルディアーニを、京都にある「MUNI KYOTO」のエグゼクティブシェフに任命、2022年7月1日着任。